だいぶ前ですが全体的に自転車のリフレッシュを行い、そのときにワイヤー類も変えました。今回は6800アルテグラではなく、BBBのテフロンコートを試してみます。その性能とは。。。
BBBのインナーワイヤーとは
オーソドックスなステンレスワイヤーではなく、その一つ上のグレードとなるテフロンコートされているワイヤーを使用しました。シマノで言えばアルテグラやデュラエースグレードのワイヤーと同じようなものです。
ワイヤー自体の感想
まず、ワイヤーは今までシマノしか使ったことがありません。ということで、今回はシマノのワイヤーとどう違うかという比較になります。
硬さ
シマノより硬いです。硬いというのは、ワイヤー自体の柔らかさを指しています。曲げたときの抵抗感がシマノより強いです。
ワイヤーの硬さは引きの抵抗につながるので、まずこの点で減点対象と言えるでしょう。なぜワイヤーの硬さが引きの抵抗になるかということですが、簡単に言うとそれだけワイヤーが曲げられることに対して抵抗する力があるということです。
テフロン
シマノのポリマーコートはすぐに取れることで有名です。笑。アルテグラグレードなら簡単に取れてしまいます。デュラエースでも剥がれたポリマーがどこかでもさもさしているのを見た方も多いと思います。
このBBBのワイヤーは黒いテフロンが施され、指でさすった程度では剥がれません。もちろん爪で強くこすると剥がれましたが、割と強く削らないと剥がれませんでした。この点は、耐久性においてシマノより上かもしれないという推測ができました。
使用しての感想
それでは、実際に使用した感想を述べていきます。
性能(引きの軽さ)
まず、引きの軽さですがシマノに軍配が上がります。それも、割と大差をつけてシマノの勝ちでしょう。やはり気になってきたワイヤー自体の硬さが影響していると思われます。テフロン加工のやり方も両者は違うのですが、硬さがメインでしょう。
耐久性
アルテグラのワイヤーであれば1000kmほどで性能の低下を感じることができます。残念ながら耐久性は少なく、デュラエースであればもっと性能低下までの距離は稼ぐことができるのですが。。。
このBBBは、新品状態の性能自体はシマノに劣るものの、耐久性はシマノより上で1000kmほどで両者の性能が等しくなります。シマノのテフロンコートはよく剥がれるので使えば使うほど性能は落ちてきます。対して、BBBのテフロンコートは剥がれにくいので、安定して性能を維持できているのでしょう。
総合評価
値段、性能、耐久性の3つを総合して考えると、今後BBBをわざわざ優先的に購入することはなさそうと言えます。もちろん200円くらいのステンレスワイヤーよりは上の性能を持っています。ただ、シマノと比べると性能差にマイナス評価をつけざるを得ません。2000km乗った後の性能であればBBBの方が上かもしれませんが、僕はそれでは満足できません。シマノの新品レベルを、3000kmは続くワイヤーが欲しいのです。
今気になっているのはジャグワイヤー。あれは耐久性も性能も良さそうです。