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プライムカーボンホイールのハブベアリングを替えよう!【Wiggle Prime Wheel】

以前、ハブのがたつきが出だしたと言ったと思いますが、ようやくベアリングがUnited Kingdomから届いたので交換しようと思います。(Wiggleとは言わない)

 

プライムホイールのベアリングとは

まず、プライムホイールはシールドベアリングを採用しています。よくある玉あたりとかを気にする、ベアリングボールがあるタイプではありません。

 

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ということは、「圧入」という作業工程が必要です。ということで僕はこれを購入しました。

 

(STRAIGHT/ストレート) ベアリングレースシールドライバー 17ピース 19-8707

(STRAIGHT/ストレート) ベアリングレースシールドライバー 17ピース 19-8707

 

 

なぜ両側から挟むねじ式のものではないのか、という理由はあとから分かります。単純にベアリングの径が小さく、ベアリングを入れる場所がくぼんでいるからという理由もあります。

 

BIKE HAND(バイクハンド) YC-25BB30 ベアリング圧入ツール YC25BB30

BIKE HAND(バイクハンド) YC-25BB30 ベアリング圧入ツール YC25BB30

 

 

古いベアリングを取り出す

では、現在のベアリングを取り出しましょう。少し驚くかもしれませんが、ハンマーで打ち出します。そう、力ずくです。最初失敗してしまったのは、傷つけまいとゴムハンマーでたたいてしまったことです。ゴムが衝撃を吸収してしまい、何百回たたいても取れませんでした。そのため、ホームセンターでプラスチックハンマーを購入。

 

ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70 1LB No.70-1LB

ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70 1LB No.70-1LB

 

 

そうすると、シャフトが吹っ飛んでいきました。

 

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こんな風に取れました。ベアリングの位置は、山になっている部分で固定されるため、一応シャフトに印をつけておきましたが、シャフトの位置を調整してセンターを出すというような工程は必要ではありませんでした。

そして取れたベアリングを外し、反対側のベアリングも取るためもう一度シャフトを入れ、ハンマーでたたきます。

 

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取れました。

 

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フリーと反対側のベアリングがゴリゴリしており、少し錆びも見られ、ガタもありました。原因はこちらでしたね。

 

ベアリングを圧入する

今度は新しいベアリングを取り付けましょう。大事なところで写真を撮り忘れましたが、フリー側のベアリングから取り付けます。理由は、フリー側のシャフトは飛び出ている部分が長く、もしもフリーと反対側から圧入してしまうと、シャフトを取り付けてからのため、シャフトが邪魔になり圧入できないからです。

 

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フリー側のベアリングを圧入し、シャフトを入れました。


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そして反対側のベアリングは、ハンマーで打ち入れられるように、古いベアリングを上から重ねてハンマーでたたきます。これで終了です。シールドベアリングの圧入と聞くとなんだか難しそうですが、意外と簡単です。

 

仕上げの処理で気をつけること。

最後組み上げていったとき、エンドを取り付けるとホイールが回らなくなりました。両側から締め上げるとホイールが回らないということです。一つ一つ部品を取り付けながら、どのタイミングでホイールが回らなくなるか確かめていくと、どうやらフリー側のエンドを締めたときにホイールが回らなくなるようです。ベアリングが水平に入っていなかったのか、などいろいろ考えましたが、エンドを締めれば締めるほどホイールの回りが硬くなります。どうやらシャフトがしっかりと奥まで入っていなかったようです。ということで、フリーと反対側からシャフトを少したたき、シャフトをしっかりと奥まで入れてあげました。そうするとしっかりと締めてもホイールが回るようになりました。初体験だからこそ起きたことですが、こうやって技術が上がっていきます。お盆の内にセルフメンテナンスしちゃいましょう!