京都の大学生が社会人でも自転車を頑張る

自転車含め、いいなと思ったものをまとめています

3day's熊野2017を終えて。総合21位。

6月2~4日に開催された、実業団版ツール・ド・熊野に参戦。KINAN AACAからは6人で挑みました。

長いで。

 

★目次★

 

レース結果

第1ステージ 9位

第2ステージ 32位

第3ステージ 15位

個人総合 21位(3分9秒遅れ)

チーム総合 6位

 

1日目 赤木川清流コース 16.3km×3周

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スタートは中盤から。スタートすぐの登って下ってストレートに入る所でリアルスタート。今回のエリートはE1からE3すべてのカテゴリがいるため、後ろは割と安全じゃないと思うので、前20番目以内へ一気に上がる。

すぐにアタックがあり、五郎さんを含む逃げになる。元々五郎さんはチェックしていたので後追いで逃げに入る。が、集団に吸収される。その後何回かわちゃわちゃしながら、2周目に入るくらいで5人の逃げができた。集団の視界に入る所からあまり離れないので、五郎さんや元シマノの寺崎さんが入っていつつも、集団も元気だし捕まえるだろうと思っていたところ、集団が疲れたのか離れ出す。そして最大50秒くらいまで離れる。正直離れすぎなので、チームメイトの一人に先頭のローテーションに入って安定したペースを作ってもらう。もう一人のチームメイトは、今あまり乗ってないとはいえ元プロなので、位置取りがうまい。そのため僕の位置取りのために動いてもらう。

その他は特に展開がなく、最後の3km付近からどんどん位置を上げてもらう。最後ガツンと登る手前の狭いコーナーを5番手で入る良い位置。しかし、その後捲ることができず、集団の4位で逃げを含めた全体は9位。優勝しか狙っていなかったので落胆。が、五郎さんの入った逃げに入らなかった自分のミスがすべての原因なので反省しつつ、切り替えて明日以降に挑むしかない。

チームメイトのアシストは完璧だったので、最後せめて集団の頭をとらなければいけなかったけど、スプリントの力が落ちてる。学校に拘束されてたせいやな。まぁ仕方ないけどこれが期待に応えられないというアレか。。。

 

2日目 熊野山岳コース 45.8km

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UCIのおこぼれをもらう実業団レースの2日目はラインレース。行き帰り同じ所を通るとは言え、なかなかない機会。メインディッシュの千枚田は、速い人で8分程度の峠。ただそんな登坂力はなく、僕は9分程度。

スタートしてすぐ、五郎さんがアタックしたり集団のペースを上げたりと積極的な走り。しかし集団全員が五郎さんをマークしているので、五郎さんは抜け出すことができないし、おかげでペースが速い。登り苦手マンとしては、できるだけ脚を使わずに千枚田でいかに遅れないよう走るかがポイントだったけれど、もはやキツイ。幸い集団にはチームメイトが2人いたので、任せるわ。。。と思っていたら他の2人もそう思っていたらしい。脚がそろっているからこそ起きる「今日はよろしく」の押し付け合いである。

さすがに千切れることはないので、集団15番手くらいで千枚田へ突入。そして登れる人たちに置いて行かれる。いやムリっすわ。今の僕は2分程度しか耐えられない。そしてここで五郎さんが急に踏みやめる。AACAでもよくあるけど「おっさんだからこの辺でもう十分」的なアレを発動したっぽい。比較的登りが得意なチームメイトは先に行き、もう1人のチームメイトにペースを作ってもらい頂上を目指す。途中で色々な人に応援されるも、なかなか脚に力が入らずイケてない走り。

下りに入ってからは前の人をどんどん吸収しながら8人程度の集団を作ることに成功し、ある程度のペースで残りのアップダウンをこなしながらゴールを目指す。こういう時は順位よりもいかに遅れずにゴールするかが大事。そして登りで先に行ったはずのチームメイトを途中で拾い、3人仲良くゴール。なんか違うけど仲良し。

 

3日目 太地半島周回コース 10.0km×3周

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個人総合、チーム総合ともに大きく遅れてしまった僕らにとって、失うものはなにもないという3日目。積極的な走りをしたいが、仕掛けられるような脚はなく、便乗できるかがポイント。

ゴールは平坦基調なので、スプリントできる僕が狙う作戦でチームメイトに位置取りをしてもらう。この熊野で初めてチームでの動きというものを経験したけど、位置取りしてもらうってめちゃ楽。

1周目はまたもや五郎さんが頑張る。おかげで脚がない人はふるいにかけられたので走りやすくなったし良いけど、自分の脚も削れる。細かいアタックはあるものの特に動きはなく、2周目に入り2分程度の登りの後にある細かいアップダウンで、恐らく中切れが要因となった逃げが決まる。反応できる位置にはいたものの、少数だろうと思い気にかけなかったが10人という情報を3周目に入るホームストレートで聞く。聞いてねぇと思いながら冷静に考えると、このコースはなかなか追いつきにくいため、ブリッジするなら登り区間しかない。

漁港を回るところで、出口に逃げ、入り口に集団という状況。差はおよそ30秒ないくらい。見えてはいるが、追いつけない差。登りでブリッジしたいとは思いつつも、脚がない。しかしみんな追いつきたいので集団はペースアップする。アップダウン区間でかなりきつくなるものの、できるだけ脚をためるように走る。結局逃げは捕まえられず、集団の先頭をとるべくスプリント。集団内で3位くらいのゴール。

 

感想

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唯一のチームで挑むレースは、楽しめたものの成績は狙えなかった。平坦でも先頭を取ることはなかなか難しいくらいの実力しかない。1月から学校に拘束されていなければ総合を狙えただろうけど、まぁ仕方のないことなのでこれからしっかり乗り込んでいく。

たまにチームで並んでいるところに割り込んでくる人いたけど、さらにそこから落車していく人がいてナンヤソーレ。まぁもう目の前で落車されても巻き込まれるようなことはないけど、1万歩譲って割り込むことは良いとしてコケるなよとは言いたい。たぶん成長途中の高校生だろうし、まだまだ学んでる過程だろうからがんばれ!

【美山ロードレース2017】C1完走王子によるレースレポート

こんにちは、王子です。

 

今日は完走王子としてのレースレポート。ちょっと長めかな?

 

☆目次☆

 

レース準備

今回のレース、約半年間まともに練習できないまま挑んでいるので自信はなく、、、というか、走ってないから自分の実力がよく分からないまま迎えた。さすがにC1はプロや元プロ、そこそこ実力ある人が集まるので最低限のレベルがないと完走は難しい。

そうは言っても、言い訳していたらいつまで経っても強くならないので、目標は最低かつ最高の完走にする。

すね毛を剃り、準備万端。

 

レース開始~序盤

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エリートとして出走。並び順はシード、エリート、アンダー、ジュニア的な感じで並ぶので、前から4,5列目くらいに並ぶ。出走は149人。

スタートして3秒くらいで、左前方に落車発生。ローリングのスピードが遅いとは思うけど、気をつけようで。彼らの美山は何センチで終わってしまったのだろうか。

ローリングはトンネルの側道に入る手前で解除。集団の中盤くらいでなるべく力を使わないように走る。完走目標の選手は先頭付近に上がってしまうとどうしても成績を狙う人の邪魔になってしまう。狙いたい人と狙えない人の走り方は大きく違うので、邪魔にならないよう中盤以降で走る。

最初の九鬼ヶ坂は集団中盤で入る。正直登りが苦手なのでもう少し前で入りたかったけど、前に上がる元気はなかった(と思っていた)。しかし意外と踏め、千切れることなく乗り越える。ただ2,3周目には脚に来てて千切れるんやろなぁと思いながら2周目。

美山のコースは九鬼ヶ坂意外特に勝負所がなく、集団にいれば1ミリも脚を使わない。そのためか、2周目の九鬼ヶ坂も集団後方でクリア。しかし下った後の平地区間ですばらしい中切れが発生。切れたやつも切れたやつだけど、無駄にローテーションしようとするやつはなんなんや。。。中切れ集団で回しても追いつかないので自ら踏む。誰も着いてこなかったけど集団には戻れたのでOK。たらたら回すより、一気に踏んで追いついて休む方が楽やで。

 

中盤

しっかしそんな走りをしているといつの間にか集団の最後尾を走っていた。位置を下げたのではなく、僕以降の選手がどんどん切れていた。と言うわけで、この辺から自分が意外と走れていることに気づく。さすがにここまで来て千切れたくはないので常に集団の後方1/3らへんの場所に位置取る。

逃げができて集団は落ち着いていたので一定ペース。九鬼ヶ坂だけは人数を絞るために上げてくるかなと思ったけどそこまでペースは上がらず、毎回一定ペースで踏んでいれば集団に残ることができた。

 

終盤

九鬼ヶ坂は基本シッティングで、最後だけダンシングを使い筋肉を労る。5周回目を終え、下っている時に脚が終わったことを悟る。このへんで約1時間20分。普段練習していないことで持久力が落ちている。残念とは思いつつも、6周回目の九鬼ヶ坂でだんだん踏めなくなり、千切れる。

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運良く周りに人がいたため、6,7人ほどで回しながら最終周回を走る。それぞれ同じようなレベルだから同じタイミングで千切れているため、実に快適なローテーション。そして九鬼ヶ坂に入り、気持ちも切れたためその集団からも千切れ、一人最後の平地だけ踏み踏みして終える。おしりが取れるかと思いながら61位で完走。

 

感想

時間がないため、主に5分走をしていたこの約半年間。どうやら5分前後の力は落ちていると言うよりも上がっている。そして1本だけなら別に10分とかも落ちてはいない。

繰り返しの能力がどれくらいあるのかは分からなかったけど、時間がある時は5分×5本、ない時でも2本くらいはしていたおかげか5周回までは持った。練習で5本しかしてないから5周回までだったのだろうか。。。まぁ1時間を超えて練習する時がないので、レース時間が1時間を超えたせいだろうけど。

ただ、自分が走れているのではなく、展開として逃げがちゃんと決まり、おとなしいものになったからと考える方が正しいし、ここで調子に乗っちゃいけない。そして目指しているレベルも完走じゃないし、ちゃんと順位を争えるレベルになろう。

 

いよいよ今月で拘束から逃れられる。来月からは(就活しながら)乗りまくる。