練習用に導入したプライムホイールですが、あれから2000km近く走りました。今のところ目立った異常もないし、まぁクイックが少し弱いなとは思いますが(特にリア)、きつめに締めるか別のものに変えれば問題ありません。
そして最近気になりだしたのがラチェット音です。以前より音がうるさいなと。特に洗車しているとき、クランクを逆回転させるとうるさすぎてキレそうw。ということでグリスアップしてみるとに。
いざ分解
まずはスプロケとクイックを外します。まぁスプロケは付いてても問題ありませんが、今回は初めてバラすものなので、やりやすいように。
大抵はナット同士を締め合って(?)固定するのがオーソドックスなものですが、これは違うタイプです。試しに、ボントレガーのように引っ張ったら取れるのではないかと思いアホみたいに引っ張ってみましたが取れません。ここでおばあさんが登場して引っ張ってみますがそれでも取れません。次はうさきが。。。。(大きなカブより)
腕力に頼ることは止めて、よくよく観察してみると穴が六角の形をしています。ここは5mmが入りました。
両方5mmを突っ込んで、普通のねじを緩める方向に回すとフリーと反対側が先に緩みました。
後は手で簡単に回して取ることができます。青いのは緩み止めでしょう。
上のパーツを外すと今度は大きな穴が見えてきました。今度は明らかに六角の形をしています。こちらは10mmが入りました。
フリー側のパーツが取れていないので、フリーと反対側に10mmを刺したうえでもう一度フリー側を回します。
無事取れました。
あとはフリーを上に抜くだけでOKでした。
どうやらグリスは最初から少なめなようです。
フリーには4つのツメがありました。このツメの機能を殺してしまわないようにグリスが少なめなのかもしれません。多すぎるとツメの動きが鈍り、ツメのかかりが悪くなって空転してしまいます。
本体側にはたくさんのツメ(?)がありました。どこから踏んでもすぐに“かかる”のはこれのおかげですね。
無事フィニッシュラインのグリスを塗って終了しました。
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プライムホイールはただ性能が“買い”なだけではない
今回ラチェット部分のグリスアップをしてみて感じたことは、メンテナンスしやすすぎるとということ。これだけ簡単であれば頻繁にグリスアップすることができ、1回のグリスの量を少なくして性能を存分に発揮しつつ、摩耗を抑えることができます。そもそものハブの部分のグリスアップはできないような構造になっていますが、交換パーツがWiggleで販売されているので問題ないでしょう。
これだけメンテナンスが容易で、かつある程度性能も良いホイールは珍しいですし、このプライムホイールが、ただコスパの良いだけのホイールではないことが分かりました。