今回インプレするのはプライムカーボンクリンチャーRP-38です。
スペックなど
リム幅
リム幅は内側16.5mm、外側25mmと、最近では当たり前のリム幅。チューブレスも使えるため、バルブ付近は見慣れないような形状をしています。が、ちゃんとクリンチャーとして使えます。
ブレーキ面
ブレーキ面は整えられており、カーボン柄が見えています。個人的にはそういうのが好きではないものの、練習用としてなので許容範囲です。
ハブ付近
RPはRRと違い、スポークはJベントではなくストレートタイプです。そしてスポークは扁平しておりエアロ的にも良いでしょう。
重量
重量を計ってみると前638g、後822g、前後で1460gでした。カタログ値は1435gなので、良い感じでしょう。リムテープがあったので、このカタログ値がリムテープ無しならほぼぴったりといった感じ。
使用感
ここからは実際に使った感じをインプレ
低速域
ヒルクライムなどの低速であれば普通の安いホイールと変わりません。しかし、4,5%ほどの緩い登りならハブの回りやすさが少し感じられます。これはハブがアップグレードされているRPの影響かもしれません。
高速域
リム高が38mmなので、高速域でのエアロ効果は期待していなかったものの、どうやら50mmくらいなくても効果はあるよう。40km/hくらいからの伸びを感じます。踏んだらちゃんと速度が上がる。普通の練習用アルミホイールにはないところです。それでいて50mmほどの直進性はないから、操縦もしやすい。リム高30mmくらいのホイールがオールラウンドに使えると言われる理由が分かります。
ダウンヒル
熱耐性はかなりあります。普通になにも考えず使うことができるでしょう。六甲山の下りはかなりハードですが、それでも発熱は抑えられており、アルミより発熱は少なかったです。まぁ冬って言うのもあるけど。。。下りをかなり頑張っても問題はなさそうです。乗鞍とかの下りは知らんけどw
総合評価
全体的に見て、練習用というよりは決戦に近い練習輪といった感じでしょうか。このホイールは関税も含めて8万程度ですが、他の名の知れたブランドのホイールであれば15,6万くらいするはずです。20万円後半以上のホイールが決戦と呼ばれる性能を持っているとするならば、このプライムホイールは“準決戦”と呼ぶのが良いでしょう。
唯一気になった点はタイヤがはめにくいとこ。チューブレスも使えるため、リムは結構サイズギリギリに作ってあり、タイヤレバーがないとかなりきついです。たぶん、チューブレスタイヤも使えるように作ってあるからだと思うけど。
剛性感や転がり安さは素直で良い感じです。いつものツーリングをもう少し楽に行いたい方、普段の練習からカーボンの感触を確かめておきたい方にはぴったりです。
2018/04/26追記
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